2014年2月25日火曜日

くもんの先生になるってどういうこと?

”くもんの先生”説明会

くもん(公文・KUMON)の先生募集の説明会へ行ってきました。 公文の教室って、そこらじゅうにあるので、「いまさら公文!?」と思うかもしれませんが、まだまだニーズはあるんですよ。2012年には、全国で500人の新しい先生(フランチャイズオーナー)が誕生しているんですって。

くもん・公文・KUMON

日本人で、公文の名前を知らない人はいないといっていいほど有名な公文式学習法ですが、有名な割りに(?)か有名だからこそか、本当の中身を知らない人が多い学習法でもあります。 実は私もそのひとりでした。 

以前私が漠然と持っていた公文式へのイメージ:

公文=スモールステップの反復練習。単純計算はスピードもついて強くなるけど、深い思考能力は身につかない。 

今回の説明会で、公文の教育コンセプトや目指すものを聞いて、私の理解がまったく間違っていたことがわかりました。 奥深いです!

こちらは、今回お話いただいた、東京エリアリクルーテイングマネージャー水野さん。公文の魅力を熱く語っていただきました!

”くもんの先生”説明会


公文の基本コンセプトと特徴

子どもたちの未来への原点をつくる仕事。

2つの特徴:

1)個人別学習:個別学習=学年相当の内容を個別に教える、とは違う。
2)自学自習:「教えてもらったこと」はすぐ忘れるが、「自分でわかったこと」は忘れない。

公文の先生は、マラソンの伴走者のような存在。子ども一人ひとりのペースを大切に、力を伸ばしていく。

公文式の学習方法は、子どもたちのやる気を引き出すための、科学的アプローチです。何しろ、60年の歴史を持ち、全世界での学習者数が400万人超、累計数でいったら億を超えるのでは?という膨大なケースの蓄積から産み出されたノウハウです。

元は、公文公さんという、高校教師が自分の子どもに算数を教える教材としてうまれたものですが、現在では、膨大な学習者のデータや先生からのフィードバックをもとに、科学的な分析を重ね、常に改良、進化を続けています。

公文がこんなに大きくなったのは、自然発生的なニーズにうまく対応していったこともあるみたい。いくつかのエピソードをご披露いただきました。

  • 最初の公文教室:公文公氏が作った自習教材を、近所のお母さんたちに請われて、写させてあげた寺子屋のような教室が始まり。 手書きで写すのでは間違いも生じる、ということで、「みんなでお金を出し合って印刷しましょう」となったのが、料金をいただいてのお教室のはじまり。 その後自然発生的に、のれんわけが始まった。
  • 海外の公文教室:海外在住の日本人母親や元公文の先生から、ぜひ海外でも公文式をやらせたい、という要望に対応して進出した。 今でも、海外各国からのオファーがまずあってから進出、というケースが多い。
  • 海外でブレークしたきっかけ:アメリカアラバマ州サミトンの小学校では、子どもの計算能力の低さと学力低迷に悩んでいた。学校のカリキュラムに公文を導入したところ、1~2年という短期間で州内でもトップクラスの成績になった。 「サミトンの奇跡」として、ニューヨークタイムズやタイム誌で話題になったのがきっかけで、海外で有名になった。
”くもんの先生”説明会


公文の教材

スモールステップで徹底的に反復学習、というのは有名ですね。 反復学習の回数や問題数も、しっかり科学的根拠に基づいているそうです。

各教科のゴール(目指す地点)についてが、実はあまり知られていないポイントかもしれません。

算数・数学:

微分積分を理解し、計算ができるところまでもっていくこと。

公文では、図形やグラフはカバーしていません。 最初から算数・数学をもれなくカバーするプログラムではないのです。 ゴールを微分・積分において、そこから逆算して幼児の段階からスモールステップを果てしない工数積み上げていくプログラム、だと理解しました。

現在応用数学の博士課程で研究中の学生さんを知っていますが、公文式ではないものの、お父様がご自宅で、学校の先取りでどんどん算数を教えてくれて、小6までに微分積分まで終わっていたそうです。 公文公さんのお子さんの話とあまりに同じでびっくりしてしまいました。

国語:

読解力をつける。読解力育成のプログラムとしては日本一ではないか、と自負しているそうです。

英語:

英語で書かれた文献を読み込む力をつけること。 ここでも、英語の総合力をつけることは最初から目標にしていません。 読解力に特化しているプログラムです。ただし、補助教材を使ってネイテイブの発音で文章を聴きこんでいくことで、目からだけじゃなく、耳からの読解力も同時につけていきます。

”くもんの先生”説明会


公文の先生になるってどういうこと?

いよいよ本題。公文の先生についてです。

まず、私が持った素朴な疑問。
「あんなにたくさん公文の教室があるのに、まだ募集かけてるの?」

お話を聞いて納得しました。

  • 歴史のあるプログラムなだけに、先生の高齢化が進み、引退する先生も多く、世代交代が進んでいる。 既存の教室の引継ぎニーズがある。
  • 日本全体では少子化が進んではいるものの、細かくみていくと、低年齢の子どもを持つファミリー層の人口が増えている地域もたくさんあり、まだまだニーズに対応しきれていない地区もある。
相当、日本全国津々浦々の子どもの数や、人口動向をしっかりウォッチしている様子がうかがえました。 よって、

  • 公文の先生となってお教室を開く際には、近隣の公文教室の競合がないことはもちろん、採算ラインを超える生徒数が集まる見込みがないと、本部からの認可がおりません
「しっかり生徒が集まる見込み」ですが、担当者の総合判断で8割以上いけるでしょう、という案件しか前に進まないそうです。 長年のノウハウの蓄積がある会社ですから、お教室を開いたはいいけど生徒さんが集まらない、という心配はなさそう。

もう一点、重要なポイント。 これは皆さんご存知だとは思いますが。

公文の先生は、フランチャイズ契約の独立事業主です。

例外的に、本部経営の教室の先生という、直接雇用の先生もいらっしゃいますが、ほとんどがフランチャイズ契約を結んだ個人事業主です。

とはいえ、ゼロから事業を立ち上げるのとはずいぶん違い、公文の本社の手厚いサポートが受けられます。 もちろん、その分はたっぷり(40~60%)ロイヤルテイとして支払います。

細かいノウハウ自体は、膨大な経験値の積み上げがある本部がサポートしてくれますが、当の本人のやる気やマインドセットは、本人次第ですから、独立心旺盛な人に向いていると思います。

”くもんの先生”説明会


公文の先生の仕事

公文の先生の仕事には、3つの柱があります。

1) 生徒指導
2) 保護者とのコミュニケーション
3) 教室運営
  • 教室の開設は、週2日。月木あるいは火金のどちらかのパターンで選択
  • 水曜日は本部研修が入ることが多い。2年目までは必須研修が特に多い
  • なれてくれば週2日で仕事を完結させることも可能だが、そうなるまで平均3年くらいかかる
  • スタッフさんの募集・採用・管理も先生の仕事
  • 公文本部からのサポートのほかに、先生同士のつながりも強く、アドバイスしあったり、助け合ったりするコミュニテイがある
”くもんの先生”説明会


教室開設へ向けての具体的なお話

1) 教室開設場所
  • 自宅の一部、マンションの一部、テナント会場など
  • 公文の審査に通った場所でないと許可がおりない(商圏、立地など)
  • ほぼ教室開設場所が確定してから、研修が始まる

2) 収支
  • 初期投資額は様々だが、数10万円~200万円。200万円を超えるケースはまれ。
  • 経費で一番大きい項目は、会場費と人件費。自宅を改装して使うなど、家賃が発生しない場合は収益ラインに届きやすい。
  • 東京都心部など、会場費が高額な地域は、新規教室開設はなかなか難しい。公文直営教室の直接雇用の先生になっていただくなどで対応。
  • 公文へのロイヤルテイー支払いは、1年目60%、2年目45%、3年目以降40%。
  • 最初の2年間は、ロイヤルテイ率も高いが、その分、本部からのサポートも手厚い
  • 高額会場費の援助制度などもある
  • 教材は自己購入の必要なし(ロイヤルテイに含まれる)
 具体的な数字は、くもんのウェブサイトに実例がたくさんあります。


3)くもんの先生になるまでの流れ

  • 集団説明会へ出席。興味がある場合はエントリーシートへ記入後提出。
  • 個別相談会(面接とテスト):中2レベルの国語・算数のテストと人物審査。
  • 開設前研修
  • 契約・教室開設
個別相談会(面接)へ申し込んでから、教室開設までは、平均5ヶ月程度かかるそうです。お申し込みは、全国各地にある、リクルートチームまで。 

東京の場合、事務局は5ヶ所あります。 新宿・上野・品川・池袋・立川。現在お住まいの地域によって管轄が変わります。 詳しい管轄地域や説明会の情報は公文のサイトまで


4)くもんの先生になってから
  • 開設後1~2年目までは、インストラクター期間となり、必須研修がある
  • 所定の研修を終えて、審査に合格すると、ロイヤルテイ率変更が可能
  • 3年目以降も引き続き公文本部の手厚いサポートが受けられる
  • 3年目以降の研修は選択式。一定数受ける義務はあるが、内容は選べる

”くもんの先生”説明会


まとめ&感想

公文については、私も正直よくわかっていなかった部分が大きいので、はじめてコンセプトを理解できて、とっても興味深かったです。 具体事例をたっぷりご紹介いただきながらで、しっかりわかりやすい内容でした。

公文の先生として独立開業、というのは、女性にとっての多様な働き方という意味で、とてもよい機会だと思います。 

60年以上、ほとんどど素人の主婦たちを鍛え上げ、公文ブランドを確立させてきた公文のノウハウ、やっぱりただものじゃないな~というのが正直な感想です。 やる気と独立心がたっぷりある女性なら、しっかり公文が提供してくれるプログラムについていって、教室運営ができると思います。

簡単で、ばら色ばかりの道のりではなさそうだけど、そこは公文、「スモールステップ」で伴走しながら先生としての成長をサポートしてくれそうです。

ご興味のある方は、ぜひぜひ一度説明会に参加されてみてはいかがでしょう。
”くもんの先生”説明会

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