2013年5月29日水曜日

宮澤賢治の戯曲:飢餓陣営



下北沢シアター711で、ドラマリーディングプロジェクト「戯れの会」の飢餓陣営を観て来ました。 最近、観劇する機会が立て続けにあり、たくさん観ているのですが、このお芝居は一番のヒットでした。

宮澤賢治の脚本

知らなかったのですが、宮澤賢治は戯曲も書いていたのですね。
わかりやすい解説はこちら=> http://www.ihatov.cc/song/kiga.html

とにかく、宮澤賢治の脚本が、すばらしいです。 お芝居の基本は、良い脚本だ、と改めて思いました。話の流れはもちろんのこと、何より日本語として秀逸言葉のセンス、素晴らしすぎます

だって、舞台は マルトン原 で 偉い将校の名前が バナナン大将 最後はみんなで「果樹整枝法」を模した「生産体操」ですよ!

威厳ある将校閣下が肩にバナナをぶらさげて、勲章の代わりにクッキーをくっつけて登場するのです。 まさに舞台で演じるために書かれた文学作品、脚本を文章で読んでもわからない、良質のお芝居で演じられてこそ、こっけいで笑えます。

私が一番大好きな宮澤賢治の童話は、月夜のけだもの、というあまり有名でない話なのですが、そのお話と笑いの種類、雰囲気がよくにているお芝居です。

ちなみに、月夜のけだものも、文字で読んでしまうよりも、上質の朗読で聴く方が、おかしさがよく伝わります。

ふぁんた時間の朗読が秀逸、何度聴いてもあきません。
http://fantajikan.com/lineup/miyazawa/13.html


劇団のお芝居について

宮澤賢治の素晴らしい脚本を、舞台装置も使わないシンプルな演出で、こっけいなことを大真面目に演じさせる演出と、役者さん一同のパフォーマンスも素晴らしいです。

音楽劇、ということで、楽器演奏や歌の独唱、合唱もあるのですが、音楽の部分もとっても質が高い。ミュージカルとしても十分楽しめる内容でした。

また、大丈夫ですか?といいたくなるくらい(失礼!)古くて狭い小劇場が、満員で驚きました。何でも全ての上演回が完売で満席だったとか。

こちら、練習風景の動画です。



劇団のオフィシャルブログはこちら:http://blog.livedoor.jp/drp2007/


まとめ

新しいオリジナル脚本も良いのですが、昔からの定番の古典ものにはやはり良さがある、と改めて実感しました。 落語も古典落語と新しいものと両方ありますが、安定していてはずさないのは、古典落語です。 お芝居の世界でも、もっと古典が見直されても良いかもしれません。

おまけ

パンフレットの絵を手がけられた作家さんの絵がまた素敵で気に入りました。イラストレーターのうじいえあやこさんです。 小さな作品展を劇場で開かれていて、どの作品もあったかさがにじみ出ていて良いです。 うじいえさんの作品、ぜひ手に入れたい!と思いました。

http://atelier-kobana.com/





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